解説記事

ものづくり白書2026を読む:製造業のDXは「データは取れるが、つながらない」

モノノビ編集部

2026年5月、国が製造業の現状と課題をまとめた「2026年版ものづくり白書」が公表されました。そのうち、製造業のデータ活用の部分を、ITmedia の MONOist が解説しています。その内容を、噛み砕いて紹介します。 データは取っている。でも、成果までは届いていない 解説記事によると、管理系の業務で、データを「取得」している企業は66.0%でした。一方、取ったデータを「活用」している企業は51.4%、活用して「成果」が出ている企業は43.9%です。取ること自体は進んでいても、成果が出ている企業は、半分に届いていません。 成果が出やすいところ、出にくいところ 成果が出やすいのは、サプライチェーンに関わる業務、たとえば生産計画や在庫の管理で、現場の負担を減らす使い方です。反対に、職人の技能やノウハウを、誰でも読める形にすること(形式知化)は、成果が出にくい分野でした。 形式知化が進まない理由は、「やり方やツールがわからない」が28.6%、「時間や人手が足りない」が28.1%で、ほぼ同じくらいです。 つながっていないのは、会社の中も外も 工場の中でデータがつながっている企業は約3割、会社と会社の間でつながっている企業は1〜2割とされています。 これから何が焦点になるか 解説記事は、AIなどを使って、現場の負担をどこまで減らせるかが、これからのDXのカギだとまとめています。 自分の会社に置き換えると 「データを取ること」と「使って成果を出すこと」の間に、大きな差があります。まず、すでに取っているデータのうち、誰がいつ見ているのかを確かめてみるのが、最初の一歩になりそうです。 出典 MONOist(ITmedia)「データは取れるがつながらない ものづくり白書に見る製造業DXの課題」(2026年6月12日) https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2606/12/news066.html 数値は、この解説記事による。白書の本体で確認したものではありません。詳しくは、白書本体と、この記事をご覧ください。

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